リコール・不具合
出典: CappuccinoWiki
版間での差分
(→ヘッドライト) |
|||
(間の 10 版分が非表示です) | |||
1 行 | 1 行 | ||
- | + | == リコール == | |
+ | |||
+ | 国土交通省に届けられたカプチーノのリコールは1回だけ<br/> | ||
[[画像:Recall.gif|400px]] | [[画像:Recall.gif|400px]] | ||
6 行 | 8 行 | ||
* 届 出 日 1998年02月05日 | * 届 出 日 1998年02月05日 | ||
* 車 名 スズキ | * 車 名 スズキ | ||
- | * 型 式 E-EA21R | + | * 型 式 E-[[EA21R]] |
* 通称名 カプチーノ | * 通称名 カプチーノ | ||
* 車台番号 EA21R-102409 〜 EA21R-104323 | * 車台番号 EA21R-102409 〜 EA21R-104323 | ||
14 行 | 16 行 | ||
* 状 況 原動機の冷却系統に使用されているゴムホースの一部に製造不良のものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該ゴムホースに亀裂が生じ、冷却水がもれ、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。 | * 状 況 原動機の冷却系統に使用されているゴムホースの一部に製造不良のものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該ゴムホースに亀裂が生じ、冷却水がもれ、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。 | ||
* 対 策 全車両、当該ゴムホースを対策品と交換する。 | * 対 策 全車両、当該ゴムホースを対策品と交換する。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | == 不具合 == | ||
+ | |||
+ | リコールはされていないが、既知の不具合がある。<br/> | ||
+ | ここでは、不具合が散見され、当初製品から変更があったものを「対策品」として記載する。<br/> | ||
+ | '''ただし、公表さていないことから、真偽については保証の限りではない。'''<br/> | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ---- | ||
+ | |||
+ | === アウターガーニッシュ === | ||
+ | |||
+ | リヤウインドーの下にあるアウターガーニッシュは、[[EA11R]]発売当初は固定方法がはめ込みだけだったが、振動等で浮き上がる事例が発生した。<br/> | ||
+ | |||
+ | '''対策品''' | ||
+ | |||
+ | * 対策品としてリベット止めとなった。<br/> | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ---- | ||
+ | |||
+ | === リヤブレーキ === | ||
+ | |||
+ | カプチーノのリヤブレーキには、サイドブレーキが共用されているが、サイドブレーキを引いて駐車することを繰り返すことにより、サイドブレーキをリリースしてもブレーキが懸った状態となることがある。<br/> | ||
+ | 特に左のリヤブレーキで多発している。<br/> | ||
+ | |||
+ | '''対策品''' | ||
+ | |||
+ | リヤ・ブレーキ・キャリパーに付属するサイドブレーキのスプリングが強化品になっている。<br/> | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ---- | ||
+ | |||
+ | === スロットルボディ === | ||
+ | |||
+ | [[EA21R]]のⅠ型のスロットルボディ・アッシには、冷却水が通っており、エンジンが冷えている状態でサーモ・ワックスが作動し、スロットル・ワイヤーを引っ張るようになっている。<br/> | ||
+ | この部分から冷却水が漏れ、隣にあるスロットル・ポジション・センサーが故障するようになる。<br/> | ||
+ | |||
+ | '''対策品''' | ||
+ | |||
+ | [[EA21R]]のⅡ型からスロットルボディのスロットルワイヤー部分、サーモワックス部分、スロットル・ポジション・センサーが変更されている。<br/> | ||
+ | |||
+ | * 旧タイプのスロットル・ポジション・センサー HITACHI製 本体が茶色 | ||
+ | ** [[画像:SPC EA21R 001.jpg|200px]] | ||
+ | |||
+ | * 新タイプのスロットル・ポジション・センサー HITACHI製 本体が青 | ||
+ | ** [[画像:SPC EA21R 002.jpg|200px]] | ||
+ | |||
+ | ---- | ||
+ | |||
+ | === ヘッドライト === | ||
+ | |||
+ | カプチーノのヘッドライトは紫外線により黄色に変色し、曇ってしまい易い。<br/> | ||
+ | |||
+ | '''対策品''' | ||
+ | |||
+ | 平成6年頃の[[EA11R]]辺りから、変色しにくいヘッドライトに変更されている。<br/> | ||
+ | 見分け方は、ヘッドライトのレンズに刻印があるものが、対策品。<br/> | ||
+ | ただし、あくまで「変色しにくい」というだけで、変色は起こる。<br/> | ||
+ | |||
+ | * ヘッドライトの刻印 | ||
+ | ** [[画像:20080920 0128b.jpg|200px]] | ||
+ | |||
+ | == 関連項目 == | ||
+ | |||
+ | * [[故障-ブレーキ]] |
最新版
目次 |
リコール
国土交通省に届けられたカプチーノのリコールは1回だけ
- 届出番号 リコール 国-0508-0
- 届 出 日 1998年02月05日
- 車 名 スズキ
- 型 式 E-EA21R
- 通称名 カプチーノ
- 車台番号 EA21R-102409 〜 EA21R-104323
- 不具合装置 冷却装置
- 対象台数 1,914台
- 輸入/製作期間 1996年08月01日 〜 1997年10月29日
- 状 況 原動機の冷却系統に使用されているゴムホースの一部に製造不良のものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該ゴムホースに亀裂が生じ、冷却水がもれ、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。
- 対 策 全車両、当該ゴムホースを対策品と交換する。
不具合
リコールはされていないが、既知の不具合がある。
ここでは、不具合が散見され、当初製品から変更があったものを「対策品」として記載する。
ただし、公表さていないことから、真偽については保証の限りではない。
アウターガーニッシュ
リヤウインドーの下にあるアウターガーニッシュは、EA11R発売当初は固定方法がはめ込みだけだったが、振動等で浮き上がる事例が発生した。
対策品
- 対策品としてリベット止めとなった。
リヤブレーキ
カプチーノのリヤブレーキには、サイドブレーキが共用されているが、サイドブレーキを引いて駐車することを繰り返すことにより、サイドブレーキをリリースしてもブレーキが懸った状態となることがある。
特に左のリヤブレーキで多発している。
対策品
リヤ・ブレーキ・キャリパーに付属するサイドブレーキのスプリングが強化品になっている。
スロットルボディ
EA21RのⅠ型のスロットルボディ・アッシには、冷却水が通っており、エンジンが冷えている状態でサーモ・ワックスが作動し、スロットル・ワイヤーを引っ張るようになっている。
この部分から冷却水が漏れ、隣にあるスロットル・ポジション・センサーが故障するようになる。
対策品
EA21RのⅡ型からスロットルボディのスロットルワイヤー部分、サーモワックス部分、スロットル・ポジション・センサーが変更されている。
ヘッドライト
カプチーノのヘッドライトは紫外線により黄色に変色し、曇ってしまい易い。
対策品
平成6年頃のEA11R辺りから、変色しにくいヘッドライトに変更されている。
見分け方は、ヘッドライトのレンズに刻印があるものが、対策品。
ただし、あくまで「変色しにくい」というだけで、変色は起こる。