故障-タービン
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2009年12月29日 (火) 01:50の版
目次 |
タービンブロー
白煙
原因
マフラーから白煙が出ると、「タービンブローしている」とショップの人でも勘違いする人が多いが、ブローしなくても白煙が出るケースがある。
また、白煙が出たときに、「オイルシールが劣化したから」と言ってオーバーホールを勧めるショップもあるが、排気側のシャフトにはオイルシールは存在しない。
シャフトの軸受はオイルによってフローティングされているが、排気側ハウジングからは排気圧によりオイルは油圧とバランスされていて出ないようになっている。
エンジンのブローバイ過多(または適正に排出されていない)によりターボタービンのセンターハウジング内部がプラス圧力(通常はマイナス)になり、バランスが崩れてオイル漏れをおこす場合がある。
この場合でも白煙が出るのだが、タービンブローという訳ではない。
- ピストンリング、シリンダー及びパルプガイドの摩耗、カジリ
- 燃焼ガスが過大に洩れる為、ブローパイを吸入しきれない。(走行距離が多い車は注意)
- ブローバイホース、PCVバルブの詰まり
- ブローバイが正常に吸入されない為、結果的にクランクケースの内圧を上げる。
確認方法
- オイルの注油口、レベルゲージ、ブローバイホースを外すと白煙が消える
- アイドル運転時、注油口を外した状態で、注油口から外気を吸入していかない。(煙等を給油口に近づけると判る)
対策
上記の症状がある場合エンジンのブローバイ圧が高い可能性が有る。
エンジンが正常であれば、ブローバイをインテークの負圧を利用して強制的にエンジンに吸込ませている為、クランクケースが、常時負圧状態に有り、ターボ内圧も負圧を保ち、オイルがターボから吹き出すことはない。
オイルキャッチタンクを取り付けるなどして、エンジン内のブローバイを排出させることで改善される場合がある。