故障-冷却系
出典: CappuccinoWiki
2010年1月9日 (土) 08:27; 202.52.191.28 (会話) による版
目次 |
ラジエーター
ラジエーターに使用されている銅は、放熱効果と軽量化のために非常に薄い材料を使用しているため、経年劣化により内部より腐食が起こり、漏水に至るケースがある。
水に接する部分は主に黄銅BsPを使用し、脱亜鉛化作用という黄銅特異な腐蝕によるピンホールまたは亀裂が内部より始まり、1ヶ所より3ヶ所、10ヶ所、50ヶ所、全域と進みます。
又タンク、パイプ等に置割れSEASON CRACKINGという軸方向に走る割れを生じ、空気中のアンモニヤ、 塩類などにより、黄銅の結晶粒界を侵す為に起きるもので、軽量で強さをもたせるため加工硬化するから、残留応力が生じ、その為いっそう流界が侵されて割れとなるのが一般です。
フィン材は主に伸銅CuPを使用し、 空気中のアンモニヤ、塩類、硫酸類に侵され、紙状に腐蝕し、銅のねばりが無くなり、熱伝導が悪くなり オーバーヒートの原因になり、又パイプの破損の原因になる。
ラジエーターキャップ
ウォーターポンプ
サーモスタット
クーリングファン
ラジエーター・ホース
ラジエーター・ホースは経年劣化により、硬化してしまい放置するとひび割れから漏水を起こすようになる。
また、ホース内部も水垢が付着することにより、細いホース類だと狭窄により規定量の水量が得られなくなる。