スタイル-ボディ

出典: CappuccinoWiki

2008年11月6日 (木) 14:35; Showken (会話 | 投稿記録) による版

目次

概説

ボディはFRレイアウトとしたオープントップのスチールモノコックボディを採用し、フロント及びリヤにそれぞれサブフレームを設けた。また、車体の軽量化を図るため、下記の構造を採用した。

  • フロントフードパネル(ボンネット)及びフロントロアガーニッシュをアルミニウム製とした。
  • 車体構造部材を薄板化すると共に、高張力鋼板を多用した。また、構造用接着剤を併用し、薄板化による溶接部の応力集中を防いだ。
  • サイドシル及びフロアトンネル部の断面積を大型化し、オープンボディの剛性向上を図った。
  • ルーフはデタッチャブル式の3分割アルミニウム製ハードトップを採用し、トランクルームへの収納を可能とした。また、リヤピラーを回転収納式としたことより、1台でハードトップ、Tバールーフ、タルガトップ及びフルオープンの4種類のルーフ形状を実現し、商品性の向上を図った。

ホワイトボディ

FRオープントップのスチールモノコックボディでその主な特長は次の通りである。

  • エプロンサイドメンバを直線状にし、前面衝突時における衝撃吸収性の向上を図った。
  • ステアリングハンガサポートパイプをフロントピラー部とフロアトンネル部間に採用し、ダッシュパネル周りの強化を図ると共にボディ剛性の向上を図った。
  • フロアトンネル及びサイドシルの断面積を大型化すると共に、トンネルサイドメンバ及びサイドシル2重ボックス断面を採用し、ボディ剛性の向上を図った。
  • リヤピラー収納部に防水処理を施すと共に、排水口を設けた。
  • クォータインナメンバをボックス断面とし、リヤピラー取り付け部の強化を図った。

サブフレーム

  • フロント及びリヤにサブフレームを採用し、エンジン、デファレンシャル及びサスペンション等の取付け強化を図った。
  • フロントサブフレームには、エンジン、サスペンション及びステアリングギヤボックス等が搭載され、モノコックボディに8本のボルトで取付けられている。
  • リヤサブフレームには、デファレンシャル及びサスペンション等が搭載され、モノコックボディに8本のボルトで取付けられている。

ルーフ

ルーフパネルはアルミニウム製で、センタールーフ及び左右サイドルーフに分かれる3分割方式を採用した。 また、3分割ルーフの合わせ目及びウインドシールド側、リヤピラー側の合わせ目には、排水路を十分に確保したウェザストリップを採用し、水漏れに対応している。

リヤピラー

リヤピラーはアルミニウム製のボックス断面構造を採用し、軽量化を図った。 また、コンソールボックス後方のレバー操作により、リヤピラーのヒンジ部を支点としてリヤピラーとリヤウインドガラスが一体で後方へ回転するようになっている。さらに、リヤピラーとリヤウインドガラスの固定ロックを解除することにより、各々が車体内に完全に収納できるようになっている。


ドア

ドアはフルオープンボディの採用により、サッシュレスの3角窓付とし、商品性の向上を図った。 また、ドアヒンジ取付け部のスパンを大きくとると共に、取付け部ピラーを強化してドア取付け強度及び側面衝突に対する強度の向上を図った。 ドア内部には、サイドインパクトビームを採用し、安全性の向上を図った。 ドアレギュレーターはXアーム式のパワーウィンドを採用し、商品性の向上を図った。


バンパー

フロントバンパ及びリヤバンパ共にPP製フェイシアタイプの大型バンパスカートを採用し、軽量化及び商品性の向上を図った。


インストルメントパネル、センターコンソールボックス

インストルメントパネル上面には、ソフトパッドを全面に採用し、メータクラスタと一体感のある形状とした。 インストルメントパネルコンソール部からフロアトンネル部全体にわたる大型のセンタコンソールボックスを採用し、商品性の向上を図った。また、ショートストロークのシフトレバーを採用したことにより、シフトチェンジの際に肘を置く部分にはソフトパッドを設け、操作感の向上を図った。 フルオープンボディの採用により、グローブボックス及びコンソールボックスをキー付きとした。 また、フューエルリッドオープナをコンソールボックス内に配し、盗難防止を図った。

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