開発

出典: CappuccinoWiki

2009年3月7日 (土) 14:55; Showken (会話 | 投稿記録) による版

プロジェクト

  • 1987年に開発コードネーム「U.L.W P-89(ウルトラ・ライト・ウェイト・スポーツ プロジェクト89)」でプロジェクトがスタート
  • マツダがAZ-1でガルウイングを採用するとの情報が入り、それに負けないインパクトが求められたことから、屋根の開発が決まっていった。


プロトタイプ

開発時の車重の目標値は450kg。そのため各パーツは軽量パーツをふんだんに使って開発がすすんだ。

250PX

  • 構成パーツと重量
    • ボディシャーシ(CFRPカーボン・ファイバー製)
      • カーボン・モノコック・ボディ 48.0kg
    • アウターパネル(カーボン・テミクロン製)
      • ボンネット 5.1kg
      • フロントバンパースポイラー 2.5kg
      • リヤサイドパネル 7.8kg
      • トランクリッド 1.5kg
      • スカットル 3.1kg
      • ロールバー 2.1kg
      • ドア 1.4kg
      • ドア・インナー 1.4kg
    • インテリア
      • インストゥルメントパネル 2.8kg
      • コンソールボックス 0.5kg
      • リヤシェルフ 1.8kg
  • 機構部品
    • エンジン
      • アルトワークスのF6Bツインカムターボエンジン(547cc:64ps/7500rpm:7.8mkg/4000rpm)を縦置きに変換
      • ピストンはFRMピストン
    • 駆動系
      • キャリーのミッション
      • キャリイのデフ
    • サスペンション
      • 4輪独立ダブルウィッシュボーンサスペンション(アルミ鋳造製)
        • フロントアッパーアーム 1.3kg
        • フロントロアアーム 2.05kg
        • リヤアッパーアーム 1.25kg
        • リヤロアアーム 2.1kg
      • ダンパーユニット プリロード可変式 Koni8811
    • ブレーキ
      • キャリパー
        • フロント カルタス1300GT-i用
        • リヤ アルト用
      • ディスクローター
        • アルト用
      • マスターバック
        • アルト用
    • その他
      • 逆アリゲーター式ボンネット・ヒンジ
    • サイズ
      • 全長3195mm
      • 全幅1395mm
      • 全高1120mm
      • 車重480kg
      • ホイールベース2060mm
      • トレッド1220mm
      • タイヤサイズ165/60R14(ポテンザRE71G)


発売決定秘話

東京モーターショーを取り上げた当時の深夜番組「11PM」に自動車評論家の徳大寺有恒氏が出演し、「スズキの社長が発売すると言っていた」と発言したことから市販に向けて開発が進んでいくこととなる。 翌日に収録された所ジョージの番組に出演したスズキの開発チームの社員が「昨日イレブンで社長が言ったから発売されるんでしょうね」と言っていることから、社員も発売されるとは考えてなかったことが伺える。