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== F6A == '''タイミングベルト''' * 品番:11407-62D11 * 定価:5,650円 多くのF6Aのエンジンでタイミングベルトが切れる事象が発生している。 整備マニュアルには、交換時期を100,000kmもしくは4年(初回は5年)としているが、ほとんどの場合100,000kmまで放置されたため、年数による交換時期を超過したために発生したもの。 タイミングベルトが切れてもピストンは慣性で動くことから、バルブをピストンが突いてしまい、バルブが曲がってしまう等エンジンブローの原因となる。 このことから車検2回に1回は交換することを推奨される。 また、スズキスポーツから強化カムタイミングベルトが発売されており、強度があることから寿命も長い。 値段は倍になるが、交換サイクルが長くなることと工賃のことを考えると、リーズナブル。 * 品番:128100-9240 * 定価:10,290円 '''クランクシャフトプーリー''' * 品番:12610-80F00 * 定価:9,100円 * 重量:1,085g F6Aのエンジンはクランクシャフトプーリーには振動防止の為にダンパーゴムが使われている。 このダンパーゴムが経年劣化により破断してしまい、プーリーが飛ぶという事象が多く発生している。 クランクシャフトプーリーはジェネレーターとエアコンコンプレッサーのベルトを回しているため、ダンパーゴムが破断すると発電されなくなるが、エンジン自体は動くためしばらくは走ることが出来る。 ただし、クランクシャフトプーリーはクランクタイミングプーリーと繋がっており、破断時にタイミングベルトが飛ぶ事象も報告されていることから、エンジンブローに繋がる可能性もある。 整備マニュアルには記載がないが、タイミングベルト交換時に同時に交換するか、CARAやAZ-1のF6Aはダンパーゴムの無いタイプなので、こちらに交換してメンテナンスフリーにする。 * CARA用 ** 品番:95131-60F00 ** 定価:3,000円 ** 重量:855g == K6A == '''オーバーヒート''' EA21Rに搭載されるK6Aエンジンは、機械により組み上げられている。 工場での組み上げ時のボルトの締め付けトルクは、機械により一定に締められるが、個体差まで考慮されておらず締め付けトルクにバラつきがあるケースが見られる。 これにより、高回転を維持する走行(5,000rpmを超える状態を数分)を続けるとガスケットが抜けるオーバーヒートを起こす。 一般のオーバーヒートと違い、水温は100℃以下でも発生するため、注意が必要。 == F6A・K6A共通 == '''エキゾーストマニホールド''' エキゾーストマニホールド(エキマニ)は、その後部にタービン、触媒と続き、センターパイプに至るまでの間に支持するものが無い。 このため、エンジンの振動やタービンの振動などの負荷が大きく、タービンを固定するボルトが緩む。 これはほとんどの車体で確認されており、最低でも車検時には増し締めが必要となる。 放置しておくと、排気ガス漏れを起こすことは勿論、振動が大きくなりエキマニにクラックが入るようになる。
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