メンテナンス-エンジン
出典: CappuccinoWiki
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+ | * COレジスタ表示マーク:R3 R2 R1 無 L1 L2 L3 L4 L5 | ||
+ | * R3がCO濃度が一番濃い | ||
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+ | 10.C端子とE端子にデューティメータをセットする。<br/> | ||
+ | 11.デューティ比が規定内にあるか点検する。サーキットテスタを使用する場合は( )内の数値を参照する。<br/> | ||
+ | * デューティ比(%/950±50rpm):60~70(6~7V) | ||
+ | 12.デューティ比が規定内から外れている場合は、アイドルアジャストスクリュで調整する。<br/> | ||
+ | 13.A/CスイッチをONにして9.~11.と同様の点検、調整を行う。<br/> | ||
+ | * デューティ比(%/1050±50rpm):60~70(6~7V) | ||
+ | 14.デューティ比が規定値から外れている場合は、エアコンアイドルアップVSVのアジャストスクリュで調整する。<br/> | ||
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- | 整備マニュアルには、交換時期を100,000kmもしくは4年(初回は5年)としているが、ほとんどの場合100,000kmまで放置されたため、年数による交換時期を超過したために発生したもの。 | + | 整備マニュアルには、交換時期を100,000kmもしくは4年(初回は5年)としているが、ほとんどの場合100,000kmまで放置されたため、年数による交換時期を超過したために発生したもの。<BR/> |
- | タイミングベルトが切れてもピストンは慣性で動くことから、バルブをピストンが突いてしまい、バルブが曲がってしまう等エンジンブローの原因となる。 | + | タイミングベルトが切れてもピストンは慣性で動くことから、バルブをピストンが突いてしまい、バルブが曲がってしまう等エンジンブローの原因となる。<BR/> |
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- | また、スズキスポーツから強化カムタイミングベルトが発売されており、強度があることから寿命も長い。 | + | 車検2回に1回は交換することを推奨される。<BR/> |
- | 値段は倍になるが、交換サイクルが長くなることと工賃のことを考えると、リーズナブル。 | + | |
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* 品番:128100-9240 | * 品番:128100-9240 | ||
* 定価:10,290円 | * 定価:10,290円 | ||
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+ | なお、タイミングベルトによって駆動するウォーターポンプも経年劣化する部品であり、ウォーターポンプの交換にはタイミングベルトの脱着が必要なことから、同じ手間となるため同時に交換することで工賃を節約できる。<BR/> | ||
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===ECUリセット=== | ===ECUリセット=== | ||
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ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。<BR/> | ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。<BR/> | ||
その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。<BR/> | その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。<BR/> | ||
これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。<BR/> | これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。<BR/> | ||
この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。 | この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。 |
最新版
目次 |
アクセルケーブルの調整
アクセルケーブルの遊びを点検し、不具合があればロックナットを緩め、アジャストナットでケーブルの遊びを調整する。
調整後、ロックナットを確実に締め付ける。
- アクセルケーブルの遊び(mm)
- 全開時スロットルボディ側:1~2mm
- 全閉時アクセルベダル側:6~8mm
アイドル調整(CO調整)
1.エンジンを完全暖気状態にする。
2.アイドリング回転数が規定値であるか確認する。外れているときは、アイドルアジャクトスクリュで調整する。
- アイドリング回転数(rpm):950±50
3.点火時期をあわせる。
4.モニタカプラのA端子、C端子及びD端子を短絡する。(E端子にO2センサフィードバックデューティ比が出力される)
5.C端子とE端子にデューティメータをセットする。
6.デューティ比が規定内にあるか点検する。
- デューティ比(%):35~45(8.5~9.5V)
7.規定値より外れている場合は、ダッシュパネル右にあるCOレジスタ(抵抗)を交換して(無の場合は新たに取り付ける)調整する。(COレジスタは全部で8種類あり、無しを含めると9段階の調整ができる。
- COレジスタ表示マーク:R3 R2 R1 無 L1 L2 L3 L4 L5
- R3がCO濃度が一番濃い
- L5がCO濃度が一番薄い
8.再びアイドリング回転数を点検する。
9.モニタカプラのA端子とC端子を短絡する。(E端子にISCデューティ比が出力される)
10.C端子とE端子にデューティメータをセットする。
11.デューティ比が規定内にあるか点検する。サーキットテスタを使用する場合は( )内の数値を参照する。
- デューティ比(%/950±50rpm):60~70(6~7V)
12.デューティ比が規定内から外れている場合は、アイドルアジャストスクリュで調整する。
13.A/CスイッチをONにして9.~11.と同様の点検、調整を行う。
- デューティ比(%/1050±50rpm):60~70(6~7V)
14.デューティ比が規定値から外れている場合は、エアコンアイドルアップVSVのアジャストスクリュで調整する。
F6A
タイミングベルト
- 品番:11407-62D11
- 定価:5,650円
多くのF6Aのエンジンでタイミングベルトが切れる事象が発生している。
整備マニュアルには、交換時期を100,000kmもしくは4年(初回は5年)としているが、ほとんどの場合100,000kmまで放置されたため、年数による交換時期を超過したために発生したもの。
タイミングベルトが切れてもピストンは慣性で動くことから、バルブをピストンが突いてしまい、バルブが曲がってしまう等エンジンブローの原因となる。
交換時期
車検2回に1回は交換することを推奨される。
また、スズキスポーツから強化カムタイミングベルトが発売されており、強度があることから寿命も長い。
値段は倍になるが、交換サイクルが長くなることと工賃のことを考えると、リーズナブル。
- 品番:128100-9240
- 定価:10,290円
なお、タイミングベルトによって駆動するウォーターポンプも経年劣化する部品であり、ウォーターポンプの交換にはタイミングベルトの脱着が必要なことから、同じ手間となるため同時に交換することで工賃を節約できる。
クランクシャフトプーリー
- 品番:12610-80F00
- 定価:9,100円
- 重量:1,085g
F6Aのエンジンはクランクシャフトプーリーには振動防止の為にダンパーゴムが使われている。
このダンパーゴムが経年劣化により破断してしまい、プーリーが飛ぶという事象が多く発生している。
クランクシャフトプーリーはジェネレーターとエアコンコンプレッサーのベルトを回しているため、ダンパーゴムが破断すると発電されなくなるが、エンジン自体は動くためしばらくは走ることが出来る。
ただし、クランクシャフトプーリーはクランクタイミングプーリーと繋がっており、破断時にタイミングベルトが飛ぶ事象も報告されていることから、エンジンブローに繋がる可能性もある。
整備マニュアルには記載がないが、タイミングベルト交換時に同時に交換するか、CARAやAZ-1のF6Aはダンパーゴムの無いタイプなので、こちらに交換してメンテナンスフリーにする。
なお、ベルト類はカプチーノ用を使用する。
CARA用 品番:95131-60F00 定価:3,000円
重量:855g
また、F5A用のクランクプーリーも流用が可能であるが、エアコン用のベルトを短いものに変更しなければならない。
エアコンプーリーの径が違うためで、エアコンの負荷が小さくなりエアコン使用時のパワーロスが小さくなるが、エアコン自体の効きは悪くなる。
F5A用 95141-71B00 Vベルト カーエアコン 1,100円 95131-71B10 プーリ クランクシャフト 2,500円
K6A
K6Aエンジンは、スズキの車両の多くで使用されているが、そのほとんどは横置きである。
カプチーノのような縦置きはエンジンマウント等の位置が違うなど、搭載できないモノがほとんどである。
唯一使用できるエンジンは、JA22W Jimny用のエンジンが同じ縦置きであり、流用が可能である。
オーバーヒート
EA21Rに搭載されるK6Aエンジンは、機械により組み上げられている。
工場での組み上げ時のボルトの締め付けトルクは、機械により一定に締められるが、個体差まで考慮されておらず締め付けトルクにバラつきがあるケースが見られる。
これにより、高回転を維持する走行(5,000rpmを超える状態を数分)を続けるとガスケットが抜けるオーバーヒートを起こす。
一般のオーバーヒートと違い、水温は100℃以下でも発生するため、注意が必要。
ECUリセット
EA21Rのエンジン周りのパーツを交換したときは、その状態をECUに再学習させるためECUをリセットしなければならない。
ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。
その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。
これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。
この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。