ポール・フレール
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最新版
世界一有名なモーター・ジャーナリスト
1992年4月6日、当時75歳のポール・フレールが自動車雑誌「CG(カーグラフィックス)」の30周年のイベントのために来日し、菅生サーキットで用意された11台の世界中の車を試乗した。
当日試乗した主な車は以下のとおり。
- スカイラインGT-R
- カプチーノEA11R
- ユーノス・ロードスター
- NSX
- RX-7 FD3S
- MERCEDES-BENZ 500SL
- FERRARI 348tb
- FERRARI 512TR
- PORSCHE 911 CARRERA RS
その中にカプチーノが含まれており、かなりお気に入りの様子だった。
以下、カーグラフィックTV1992/6№369でのポール・フレールのインタビュー。
「こりゃあ、いいね。すごく楽しいよ、本当に64PSなのかい?信じられないくらい良く走る。」
「パワースライドまでできるんだから。こんな小さな車で!オーバーステアしてくれるなんてね。」
「ビートよりもうんと楽しいよ。ビートはアンダーステアが強すぎてあまり面白くないからね。」
--コントロール系はどうですか?
「全く問題ないね。この車はいい意味で楽しいオモチャだね。素晴しいよ。」
「こいつは僕の孫娘の18歳の誕生日にプレゼントしなくちゃね!!」
--スタイルは?
「僕は好きだよ。何となく、フロッグアイのスプライトを思い出させるね。」
当日のベストタイムは2分3秒47だった。
同じ日本のオープンカーであるユーノス・ロードスターをその後試乗し、カプチーノとの比較で、
「やっぱりカプチーノよりもいい車だね。」
「恐らくは、タイヤの選定がうまくいってるんだと思うよ」
「カプチーノは、スリップアングルがつきすぎるんだけど、こいつはちょうどいいくらいだね。」
「ラップタイムはカプチーノと変わらなかったんじゃないかな。」
1分58秒98と聞いて、
「ふーん。4.5秒も速いのか。まあストレートでの差だね。」
--もし自分が乗るとしたら?
「ユーノス・ロードスターだね。」
--カプチーノじゃないんですか?
「いやあ、あれは僕の孫娘用さ。」