改造-オイルキャッチタンク
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2009年10月19日 (月) 04:29の版
エンジンから発生する様々なガスの中で、走行距離に比例してエンジンの性能を低下させてしまうのがブローバイガスです。
このガスは、シリンダヘッドからブリーザーパイプを通して吸気インテークに戻されて、再燃焼させることで大気に放出させないようにしています。
しかし、インテーク内に戻されるブローバイガスや微粒子などの化合物は、100%が燃焼されるわけではありません。
ブローバイガスの一部は液化(スラッジやカーボンを含むオイル)へと変異し、インテークパイプやインタークーラー、インテークマニホールドに付着して汚れの層を作り出してしまいます。
その結果、吸入効果や燃焼効率の低下の原因となるとともに、白煙の増加にもつながります。
この現象の対策として、インテーク内に戻す前にガスを溜める場所を設け、液化した不純物をできる限り取り除いてしまおうというのが、オイルキャッチタンクです。
EA11R(F6A)
元々EA11RのF6Aエンジンには、シリンダヘッドカバー上にブリーザーケースが付いており、ブローバイの中のオイルを分離するように出来ている。
EA11RのF6Aエンジンに採用されるブローバイ還元は、ブローバイパイプが1系統のシールドタイプであり、オイルキャッチタンクはこのブリーザーケースに繋ぐようにする。
EA21R(K6A)
EA21Rに採用されたK6Aエンジンのブローバイ還元装置は、EA11RのF6Aエンジンとは異なり、ブローバイパイプが2系統のクローズドタイプであり、サージタンクへ繋がるブローバイパイプにはPCVバルブが採用されている。