技術-エンジン
出典: CappuccinoWiki
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2008年11月6日 (木) 15:32の版
F6A
EA11Rに搭載されたTWINCAM12バルブエンジン。
シリンダーブロックが鋳鉄製で、スズキのL型と呼ばれるなど、チューニング・ベースとして定評がある。
各気筒あたり4バルブ、センタプラグ方式のペントルーフ形燃焼室及び電子制御燃料噴射装置を採用し、高出力低燃費を両立している。
さらに、HVLA(ハイドロリックバルブラッシュアジャスタ)を採用し、騒音の低減を図ると共に、サービス性の向上を図った。
- エンジン形式:F6A型 水冷直列3気筒縦置
- エンジン種類:TWINCAM12バルブインタークーラーターボ
- 弁機構:DOHCベルト駆動
- 内径×行程(mm):65.0×66.0
- 総排気量(cc):657
- 圧縮比:8.3
- 燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射)
- 点火装置:フルトランジスター式
- 最高出力(ネット):64ps/6,500rpm
- 最大トルク:8.7kg-m/4,000rpm
- 最大過給圧:0.9kg/c㎡
シリンダヘッド
カムシャフトサポート部を別体化したコンパクトなレイアウトで、金型低圧鋳造法によるアルミ合金製を採用して軽量化を図った。
燃焼室は、バルブ径を最大にとれるようにレイアウトし、ペントルーフ形燃焼室を採用して、燃焼効率の向上を図った。
K6A
EA21Rに搭載されたTWINCAM12バルブエンジン。
オールアルミエンジンで、F6A型エンジンより約11kg軽い。
各気筒あたり4バルブ、センタプラグ方式のペントルーフ形燃焼室及び電子制御燃料噴射装置を採用し、高出力低燃費を両立している。
また、カム・シャフトの駆動には、小径スプロケットによる、シングル・チェーン駆動を採用し、コンパクト化と静粛性の向上を図った。
- エンジン形式:K6A型 水冷直列3気筒縦置
- エンジン種類:TWINCAM12バルブインタークーラーターボ
- 弁機構:DOHCチェーン駆動
- 内径×行程(mm):68.0×60.4
- 総排気量(cc):658
- 圧縮比:8.4
- 燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射)
- 点火装置:フルトランジスター式
- 最高出力(ネット):64ps/6,500rpm
- 最大トルク:10.5kg-m/3,500rpm
- 最大過給圧:1.1kg/c㎡
シリンダヘッド
カムシャフトは軸径をできるだけ小径化するとともに中空にして軽量化を図った。カムシャフトで直接バルブを押す直打式を採用した。
燃焼室は、ペントルーフ形燃焼室を採用して、燃焼効率の向上を図った。