メンテナンス-エンジン

出典: CappuccinoWiki

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===ECUリセット===
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EA21Rのエンジン周りのパーツを交換したときは、その状態をECUに再学習させるためECUをリセットしなければならない。<BR/>
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ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。<BR/>
ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。<BR/>
その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。<BR/>
その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。<BR/>
これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。<BR/>
これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。<BR/>
この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。
この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。

2009年10月13日 (火) 08:56の版

目次

F6A

タイミングベルト

  • 品番:11407-62D11
  • 定価:5,650円

多くのF6Aのエンジンでタイミングベルトが切れる事象が発生している。

整備マニュアルには、交換時期を100,000kmもしくは4年(初回は5年)としているが、ほとんどの場合100,000kmまで放置されたため、年数による交換時期を超過したために発生したもの。

タイミングベルトが切れてもピストンは慣性で動くことから、バルブをピストンが突いてしまい、バルブが曲がってしまう等エンジンブローの原因となる。

このことから車検2回に1回は交換することを推奨される。

また、スズキスポーツから強化カムタイミングベルトが発売されており、強度があることから寿命も長い。 値段は倍になるが、交換サイクルが長くなることと工賃のことを考えると、リーズナブル。

  • 品番:128100-9240
  • 定価:10,290円

クランクシャフトプーリー

  • 品番:12610-80F00
  • 定価:9,100円
  • 重量:1,085g

F6Aのエンジンはクランクシャフトプーリーには振動防止の為にダンパーゴムが使われている。

このダンパーゴムが経年劣化により破断してしまい、プーリーが飛ぶという事象が多く発生している。

クランクシャフトプーリーはジェネレーターとエアコンコンプレッサーのベルトを回しているため、ダンパーゴムが破断すると発電されなくなるが、エンジン自体は動くためしばらくは走ることが出来る。

ただし、クランクシャフトプーリーはクランクタイミングプーリーと繋がっており、破断時にタイミングベルトが飛ぶ事象も報告されていることから、エンジンブローに繋がる可能性もある。

整備マニュアルには記載がないが、タイミングベルト交換時に同時に交換するか、CARAやAZ-1のF6Aはダンパーゴムの無いタイプなので、こちらに交換してメンテナンスフリーにする。

なお、ベルト類はカプチーノ用を使用する。

CARA用 
 品番:95131-60F00  
 定価:3,000円 

  重量:855g

また、F5A用のクランクプーリーも流用が可能であるが、エアコン用のベルトを短いものに変更しなければならない。
エアコンプーリーの径が違うためで、エアコンの負荷が小さくなりエアコン使用時のパワーロスが小さくなるが、エアコン自体の効きは悪くなる。

F5A用
 95141-71B00 Vベルト カーエアコン 1,100円
 95131-71B10 プーリ クランクシャフト 2,500円

K6A

K6Aエンジンは、スズキの車両の多くで使用されているが、そのほとんどは横置きである。
カプチーノのような縦置きはエンジンマウント等の位置が違うなど、搭載できないモノがほとんどである。
唯一使用できるエンジンは、JA22W Jimny用のエンジンが同じ縦置きであり、流用が可能である。

オーバーヒート

EA21Rに搭載されるK6Aエンジンは、機械により組み上げられている。

工場での組み上げ時のボルトの締め付けトルクは、機械により一定に締められるが、個体差まで考慮されておらず締め付けトルクにバラつきがあるケースが見られる。

これにより、高回転を維持する走行(5,000rpmを超える状態を数分)を続けるとガスケットが抜けるオーバーヒートを起こす。

一般のオーバーヒートと違い、水温は100℃以下でも発生するため、注意が必要。


ECUリセット

EA21Rのエンジン周りのパーツを交換したときは、その状態をECUに再学習させるためECUをリセットしなければならない。
ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。
その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。
これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。
この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。