故障-冷却系
出典: CappuccinoWiki
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水に接する部分は主に黄銅BsPを使用し、脱亜鉛化作用という黄銅特異な腐蝕によるピンホールまたは亀裂が内部より始まり、1ヶ所より3ヶ所、10ヶ所、50ヶ所、全域と進みます。<br/> | 水に接する部分は主に黄銅BsPを使用し、脱亜鉛化作用という黄銅特異な腐蝕によるピンホールまたは亀裂が内部より始まり、1ヶ所より3ヶ所、10ヶ所、50ヶ所、全域と進みます。<br/> | ||
又タンク、パイプ等に置割れSEASON CRACKINGという軸方向に走る割れを生じ、空気中のアンモニヤ、 塩類などにより、黄銅の結晶粒界を侵す為に起きるもので、軽量で強さをもたせるため加工硬化するから、残留応力が生じ、その為いっそう流界が侵されて割れとなるのが一般です。<br/> | 又タンク、パイプ等に置割れSEASON CRACKINGという軸方向に走る割れを生じ、空気中のアンモニヤ、 塩類などにより、黄銅の結晶粒界を侵す為に起きるもので、軽量で強さをもたせるため加工硬化するから、残留応力が生じ、その為いっそう流界が侵されて割れとなるのが一般です。<br/> | ||
フィン材は主に伸銅CuPを使用し、 空気中のアンモニヤ、塩類、硫酸類に侵され、紙状に腐蝕し、銅のねばりが無くなり、熱伝導が悪くなり オーバーヒートの原因になり、又パイプの破損の原因になる。<br/> | フィン材は主に伸銅CuPを使用し、 空気中のアンモニヤ、塩類、硫酸類に侵され、紙状に腐蝕し、銅のねばりが無くなり、熱伝導が悪くなり オーバーヒートの原因になり、又パイプの破損の原因になる。<br/> | ||
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+ | ラジエーターの水漏れ防止剤は、ごく初期のピンホールを塞ぐ程度であれば効果があるが、根本解決にはならないうえ、以下の副作用があるため使用は控えるべきである。<br/> | ||
+ | * サーモスタット ウォーターポンプの可動部分に作用して効果を落とす。 | ||
+ | * ラジエーターの目詰まり つまり水管を塞いでオーバーヒートの原因になる。 | ||
+ | * 空気に触れて固形化するタイプの防止剤は、外部の空気だけでなく、内部の泡にも反応することから、エアー抜きの不十分な車はあらゆる所で影響がでる。 | ||
+ | * 水漏れが止まっても、いつ再発するか判らない車になる。また、水漏れ箇所を特定できなくなる。 | ||
+ | * ラジエーターは細い水管(チョーブ)の結合なので、逆にオーバーヒートの原因となる。 | ||
== ラジエーターキャップ == | == ラジエーターキャップ == |
2010年1月9日 (土) 09:09の版
目次 |
ラジエーター
ラジエーターに使用されている銅は、放熱効果と軽量化のために非常に薄い材料を使用しているため、経年劣化により内部より腐蝕が起こり、漏水に至るケースがある。
水に接する部分は主に黄銅BsPを使用し、脱亜鉛化作用という黄銅特異な腐蝕によるピンホールまたは亀裂が内部より始まり、1ヶ所より3ヶ所、10ヶ所、50ヶ所、全域と進みます。
又タンク、パイプ等に置割れSEASON CRACKINGという軸方向に走る割れを生じ、空気中のアンモニヤ、 塩類などにより、黄銅の結晶粒界を侵す為に起きるもので、軽量で強さをもたせるため加工硬化するから、残留応力が生じ、その為いっそう流界が侵されて割れとなるのが一般です。
フィン材は主に伸銅CuPを使用し、 空気中のアンモニヤ、塩類、硫酸類に侵され、紙状に腐蝕し、銅のねばりが無くなり、熱伝導が悪くなり オーバーヒートの原因になり、又パイプの破損の原因になる。
水漏れ防止剤
ラジエーターの水漏れ防止剤は、ごく初期のピンホールを塞ぐ程度であれば効果があるが、根本解決にはならないうえ、以下の副作用があるため使用は控えるべきである。
- サーモスタット ウォーターポンプの可動部分に作用して効果を落とす。
- ラジエーターの目詰まり つまり水管を塞いでオーバーヒートの原因になる。
- 空気に触れて固形化するタイプの防止剤は、外部の空気だけでなく、内部の泡にも反応することから、エアー抜きの不十分な車はあらゆる所で影響がでる。
- 水漏れが止まっても、いつ再発するか判らない車になる。また、水漏れ箇所を特定できなくなる。
- ラジエーターは細い水管(チョーブ)の結合なので、逆にオーバーヒートの原因となる。
ラジエーターキャップ
ウォーターポンプ
サーモスタット
クーリングファン
ラジエーター・ホース
ラジエーター・ホースは経年劣化により、硬化してしまい放置するとひび割れから漏水を起こすようになる。
また、ホース内部も水垢が付着することにより、細いホース類だと狭窄により規定量の水量が得られなくなる。