メンテナンス-エンジン
出典: CappuccinoWiki
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一般のオーバーヒートと違い、水温は100℃以下でも発生するため、注意が必要。 | 一般のオーバーヒートと違い、水温は100℃以下でも発生するため、注意が必要。 | ||
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+ | EA21Rのエンジン周りのパーツを交換したときは、その状態をECUに再学習させるためECUをリセットしなければならない。 | ||
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+ | その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。<BR/> | ||
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+ | この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。 |
2009年2月19日 (木) 04:56の版
F6A
タイミングベルト
- 品番:11407-62D11
- 定価:5,650円
多くのF6Aのエンジンでタイミングベルトが切れる事象が発生している。
整備マニュアルには、交換時期を100,000kmもしくは4年(初回は5年)としているが、ほとんどの場合100,000kmまで放置されたため、年数による交換時期を超過したために発生したもの。
タイミングベルトが切れてもピストンは慣性で動くことから、バルブをピストンが突いてしまい、バルブが曲がってしまう等エンジンブローの原因となる。
このことから車検2回に1回は交換することを推奨される。
また、スズキスポーツから強化カムタイミングベルトが発売されており、強度があることから寿命も長い。 値段は倍になるが、交換サイクルが長くなることと工賃のことを考えると、リーズナブル。
- 品番:128100-9240
- 定価:10,290円
クランクシャフトプーリー
- 品番:12610-80F00
- 定価:9,100円
- 重量:1,085g
F6Aのエンジンはクランクシャフトプーリーには振動防止の為にダンパーゴムが使われている。
このダンパーゴムが経年劣化により破断してしまい、プーリーが飛ぶという事象が多く発生している。
クランクシャフトプーリーはジェネレーターとエアコンコンプレッサーのベルトを回しているため、ダンパーゴムが破断すると発電されなくなるが、エンジン自体は動くためしばらくは走ることが出来る。
ただし、クランクシャフトプーリーはクランクタイミングプーリーと繋がっており、破断時にタイミングベルトが飛ぶ事象も報告されていることから、エンジンブローに繋がる可能性もある。
整備マニュアルには記載がないが、タイミングベルト交換時に同時に交換するか、CARAやAZ-1のF6Aはダンパーゴムの無いタイプなので、こちらに交換してメンテナンスフリーにする。
- CARA用
- 品番:95131-60F00
- 定価:3,000円
- 重量:855g
K6A
オーバーヒート
EA21Rに搭載されるK6Aエンジンは、機械により組み上げられている。
工場での組み上げ時のボルトの締め付けトルクは、機械により一定に締められるが、個体差まで考慮されておらず締め付けトルクにバラつきがあるケースが見られる。
これにより、高回転を維持する走行(5,000rpmを超える状態を数分)を続けるとガスケットが抜けるオーバーヒートを起こす。
一般のオーバーヒートと違い、水温は100℃以下でも発生するため、注意が必要。
ECUリセット
EA21Rのエンジン周りのパーツを交換したときは、その状態をECUに再学習させるためECUをリセットしなければならない。
ECUのリセットは、バッテリーを10分程度外した後、イグニッションをONにして10秒程度置く。
その後、エンジンを始動しアイドリングで30分程度エンジンをかけておく。
これによりECUは新しいパーツの情報を再学習する。
この手順を行わないとアイドリングが不安定になったり、エンストを起こすことがある。