故障-燃料系
出典: CappuccinoWiki
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2010年4月1日 (木) 01:17の版
キャニスタ
カプチーノに限らず燃料ポンプでガソリンを圧送する車は、ガソリンを高圧でインジェクションに送り出し、燃圧によって噴射するようになっている。
インジェクションに送られるガソリンはエンジンの回転数によって必要量が決められることから、ECUの制御でインジェクションが必要なガソリンをその弁の開閉時間によって調整している。
このため、必要量以上のガソリンを燃料ポンプは圧送しており、残ったガソリンはデリバリパイプにより、再び燃料タンクへ戻されることとなる。
その際、ガソリンはエンジンの熱と、圧送されることによる圧力により高温となり、気化する。
この気化したガソリンをキャニスタによってサージタンクからエンジン内に送り込み燃焼させることにより、ガソリンタンク内に余分な気化ガスが溜まらないように調整されている。
キャニスタは経年劣化によりその機能が失われて、ガソリンタンク内に気化したガソリンが溜まり、その圧力によりガソリン臭がするようになる。
サーキットなどを走行した後、いきなりフューエルキャップを開けると、溜まった気化ガソリンの圧力でガソリンが噴出すことがあり、大変危険であるので対策を要する。
症状
対策
- キャニスタの交換を行う
EA11R 部品番号:18560-80F00 定価4,750円 EA21R 部品番号:18560-80F01 定価4,750円
- フューエルキャップを交換する
EA11R 部品番号:89260-70G00 定価1,600円 EA21R 部品番号:89260-70G01 定価1,600円
フューエル・ホース
ガソリンタンクからエンジンまでのフューエル・ホースは、金属性パイプとゴム製ホースで構成されている。
このうち、ゴム製ホースは経年劣化によりクラックが入り、そこからガソリンが漏洩するようになる。
また、フューエルポンプからインジェクションまでの往路のゴムホースは、燃圧を考慮しての耐圧ホースだが、デリバリー側の復路のホースはただのゴムホースとなっている。