クラッチ

出典: CappuccinoWiki

2009年8月14日 (金) 13:36; Showken (会話 | 投稿記録) による版

クラッチは乾式単板、ダイヤフラムスプリング式の大径のクラッチを採用した。
操作方法はワイヤケーブルで直接レリーズアームを往復させる簡単で確実な機械式の為、軽く確実な作動を可能としている。
クラッチの作動は、レリーズベアリングがダイヤフラムスプリング中央を押して、スプリングを反り返らせ、プレッシャプレートとクラッチディスクを断続させるタイプを採用している。


目次

クラッチの磨耗

エンジンの動力をミッションに伝えるクラッチは、使用することで磨耗していき、交換が必要となる。
交換の目安は、その乗り方によって大きく変動するため、1万km走行で交換が必要な場合もあれば、10万km程度まで持たせる人もいる。

クラッチが滑り出したら早めに交換するようにする。
完全に滑ってしまうと走行不能になる。

磨耗の前兆

  • クラッチの遊びが少なくなる。
  • 4速や5速でエンジンブレーキが効かない感じがする。
  • 発進時にエンジンの回転と加速がシンクロしない感じがする。

磨耗の限界近く

  • クラッチの遊びを調節してから、また遊びが少なくなる。
  • 3速でエンジンブレーキがほとんど効かない

車上整備

点検

クラッチペダルの遊び クラッチペダルをゆっくり手で押していき、重くなった場所との差を測定する。

  • 遊び(mm):20~30

クラッチペダルの遊びが上記の値を外れている場合は、クラッチレリーズアーム側で調整する。

クラッチケーブル クラッチケーブルを目視で点検し、次のような状態のときは交換する。

  • ケーブルの磨耗が激しい
  • ケーブルがほつれている。
  • ケーブルの極端な曲がり又はねじれ
  • ブーツの損傷
  • 端部磨耗


分解整備