エンジン不調

出典: CappuccinoWiki

2012年5月9日 (水) 00:30; Showken (会話 | 投稿記録) による版
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スロットルを踏み込んでも、エンジンの回転が上がらなくなる

普通に加速する時は問題ないが、1速や2速でのフル加速時に、4千回転近辺でガス欠のような症状が起こる。
その後5千回転近辺で加速が戻ることがある(一定の回転域で発生することがある)。
放置しておくと全回転域でガス欠のような症状が見られるようになり、完全に停止する。

  • プラグコード
    • プラグコードが経年劣化等により漏電を起こすようになり、上記「イグニッションコイルの故障」と同様の症状が発生する。
  • タービンブロー
  • フューエルポンプ・フューエルフィルターの詰まり
    • 事例

走行しているとエンジンが吹かなくなるというトラブル。ただし、キースイッチをOFFにするとしばらくはよいという。
エンジンが吹かなくなる原因が、点火系なのか燃料系なのか分からなかったので、とりあえずタイミングライトをフロントガラスに貼りつけて、点火状態を調べることにした。
しばらく走行すると、依頼者の言うとおりエンジンが吹かなくなった。その時のタイミングライトは発光しており、IGコイルの容量不足によるものではないようだった。そのままの状態で工場に戻り、点火波形をスコープで調べたが問題無かった。
点火に問題ないようだったので、次は燃料系を調べることにした。基本となる燃圧と、噴射時間を決める元となるバキュームセンサの電圧を、それぞれモニターできるように燃圧計とサーキットテスタをセットした。
さきほどと同じように走行してみるとすぐにトラブルが再現した。その時の燃圧は0.8kg/cm2だった。通常、2kg/cm2はないといけないはずである。フューエルポンプへの通電状態は良いことを確認したので、ポンプ自体の不良と判断した。
フューエルポンプを交換するために、フューエルタンクを外してみると、タンク内には多量の赤サビが発生しており、これによりポンプの吸入側のフィルターが詰まっていたようである。

エンジンは始動するが、振動が大きく一発死んでいる

K6Aエンジンは、組上を機械化したため、各部の組上精度が悪いものがあり、いわゆる「回しすぎ」ることで、バルブサージングが起こり、バルブにクラックが入ることがある。
特に2番シリンダーは熱的にも厳しい部位で、起こりやすい
また、小さなバルブサージングが慢性化することにより、バルブが少しずつ磨耗していくケースもあり、徐々にコンプレッションが減っていくこともある。
リビルドエンジンに交換する必要もなく、バルブ交換で対応できることもあるので、エンジン分解の経験豊富な修理工場で修理すると費用も安くなる。


関連項目