故障-クランクプーリー

出典: CappuccinoWiki

2009年12月25日 (金) 00:41; Showken (会話 | 投稿記録) による版
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目次

主な故障の原因

F6Aエンジンのクランクシャフトプーリーには振動防止の為にダンパーゴムが使われている。

このダンパーゴムが経年劣化により破断してしまい、プーリーが飛ぶという事象が多く発生している。

クランクシャフトプーリーはジェネレーターとエアコン・コンプレッサーのベルトを回しているため、ダンパーゴムが破断すると発電されなくなるが、エンジン自体は動くためしばらくは走ることが出来る。

ただし、クランクシャフトプーリーはクランクタイミングプーリーと繋がっており、破断時にタイミングベルトが飛ぶ事象も報告されていることから、エンジンブローに繋がる可能性もある。

対策

整備マニュアルには記載がないが、タイミングベルト交換時に同時に交換するか、CARAやAZ-1のF6Aはダンパーゴムの無いタイプなので、こちらに交換してメンテナンスフリーにする。
ベルト類はカプチーノ用を使用する。

また、F5A用のクランクプーリーも流用が可能であるが、エアコン用のベルトを短いものに変更しなければならない。
エアコンプーリーの径が違うためで、エアコンの負荷が小さくなりエアコン使用時のパワーロスが小さくなるが、エアコン自体の効きは悪くなる。


交換部品

純正品

  • 品番:12610-80F00
  • 定価:9,100円
  • 重量:1,085g

他車種流用

  • CARA用 
    • 品番:95131-60F00  
    • 定価:3,000円 
    • 重量:855g
  • F5A用
    • 95141-71B00 Vベルト カーエアコン 1,100円
    • 95131-71B10 プーリ クランクシャフト 2,500円


社外品

社外品には、アルミ製やジュラルミン製のクランクプーリーが発売されている。
500gを切る重量となり、エンジンレスポンスは向上するが、ベルトがかじりやすく、ベルト音が出るケースがある。
また、整備工場に説明せずにベルト交換すると、稀にベルトをバールで外す工場があり、プーリーを歪めることがある。


関連項目

リンク