ECU
出典: CappuccinoWiki
スズキでは、コンピューターの名称をECMと表記するが、一般的な呼称としてここではECUと表記する。
カプチーノのECUは、EA11RとEA21Rとでは、エンジン型式がF6AとK6Aの違いから、全く違うものとなっている。
EA11RのECUは8bitで作動するが、EA21Rは16bitで作動する。この為EA11RではスロットルポジションセンサーはONとOFFの区別しか出来ないが、EA21Rではスロットル開度を計測し、それに伴うマップを保有している。
EA11R
助手席足元のスピーカーの奥に設置されている。
熱による影響を受けにくい場所であり、ビートでは多発しているECUの電解コンデンサーの熱膨張による故障が稀である要因となっている。
EA21R
EA21RのECUは、運転席のクラッチペダルの横センターコンソールの奥に設置されている。この位置は、フライホイールやクラッチに近く、またエバポレーターからのヒーターの熱風が出る場所であり、ECUも熱を帯びやすい。
このことから、ECUの電解コンデンサーが熱膨張による液漏れを起こすことがあり、EA11Rでは問題になるケースが少なかった故障の原因となっている。(参照:故障-ECU)