メンテナンス-タービン

出典: CappuccinoWiki

やってはいけない事オイル交換に記載しているように、カプチーノのタービンへのオイルラインは細く、スラッジやゴミにより詰まることがある。
このため、オイル交換は早めに行い、使用するオイルも100%化学合成のオイルが推奨される。

また、例えば、相当距離を走ってエンジン内部が磨耗し各部のクリアランスが大きくなった車や、オイルがリークして油圧が低下したり、オイルポンプ能力が 低下して規定の油圧がかかっていない車に低粘度オイルを使用すると、当然タービン内ではオイル切れを発生します。
もしこのようなトラブルを避けたいのなら、エンジン調整によりアイドリングを1000~1200回転ぐらいに上げ油圧を2kg/c㎡以上に しておくか、エアコンスイッチをいれてアイドルアップ状態にしておくなどの対策をしましょう。
また、北海道の冬のようにマイナス10度以下になり ますと、オイルは水飴のように硬くなります。
この状態で無理にエンジンを空吹かしするとオイルラインに高圧がかかり、特にオイルエレメントを 支える板バネが繰り返し高圧を受けることで、伸びきって支えきれなくなります。
それが原因で濾過されないオイルがエンジンの各部を回り、いろいろな 部品の磨耗を早めてしまいます。
ですから早く暖めたいからといっても空吹かしは絶対にしてはいけません。
十分注意して下さい。


構造

シャフト軸受

カプチーノのタービンは「ジャーナルメタルタイプ」と呼ばれる、オイルでタービンブレードのシャフトを浮かせるタイプのタービンである。(フルフローティング方式ともいう)
この「ジャーナルメタルタイプ」はシャフトとベアリングが油圧支持されており、ベアリング自体がシャフトの約半分の回転数で回転して、シャフトとベアリング及びケースの相対速度を低くしている。